歩くにはちょうどよい季節になったので、先日電車にのらず、夕方珍しく一駅歩いて帰ることにしました。
一重の白いローズや小さい黄色や白のローズのシーズンで、いろいろな家の垣根を覆うように咲いていてとてもきれいです。
ときどき甘い花の香りがただよってきて、よく見ると垣根のローズの合間からジャスミンの花が顔を出していました。
そのお宅は、一重のローズとジヤスミンがサンタフェ風の門の上や白い塀の上に咲いていて、見事の美しさでした。塀から垂れ下がっているジャスミンの香りを直接嗅いでみると、あたりに漂っている香りとは違って、インポートもののルームフレグランスのような濃厚な香りがしました。セレクトショップなどで、馴染みのある香りで好きな香りです。
でも、合成のものというイメージが強い香りでしたが、ハゴロモジャスミン自体がこんな香りだったとは新鮮なおどろきでした。
その道は、ジャスミン植えている家が多いようで、藤棚のように木のデッキから垂れ下がっていたり、姿は見えなくても風の具合で、ふんわり甘いいい香りがところどころで漂っていて、そのおかげで楽しく家路につくことができました。
家々に植えられていたのはゴロモジャスミンのようで、アロマセラピーで使うJasminum officinaleとは違う種類で香りも違いますが、これはこれでとても素敵な香りです。
数年前に訪れたエジプトの農園で、日が沈むとともにジャスミンの花が咲き始めると聞きました。日が昇るにつれ、花の香りは薄くなっていきます。
ジャスミンの花がきれいなこの季節、香りを楽しむなら、夕暮れからのお散歩をおすすめします。
写真はエジプトのタンタにある農園のジャスミンです。
